2010年11月25日

愛犬の分離不安症・攻撃性の抑制に薬物療法??



犬の精神安定剤の消費が著しく伸びてきているそうです。

犬に精神安定剤とは...そんな時代になってきたのか

とびっくりする人もいるだろう。

犬への投与が認可されている精神安定剤の有効成分はクロミプラミンという物質。

クロミプラミンは脳内においてセロトニンが神経細胞内に吸収されるのを阻害し、

セロトニンの脳内濃度を上げるというもの。

セロトニンは脳の興奮を鎮める作用を持つ自然の脳内物質で、

この物質の脳内濃度が下がると脳の興奮はなかなか収まりづらくなる。

これは過去記事「monster camp 咬む犬の合宿トレーニング」で

書いたとおりで、セロトニンの脳内濃度は簡単に測定することはできない。

クロミプラミンは分離不安症状のほか、攻撃性の抑制や強迫性障害

(Stereotypy、自虐行動、尻尾追いなど)、ストレス性皮膚炎などに

対しても治療薬として投与される。

留守番中の無駄吠えや破壊行動を起こす犬の脳内セロトニン濃度が

必ずしも低いというものでもないのが現実。

興奮しやすい性質はただ生まれつきのものではなく、

そこには飼主の行動・態度を含む生活環境が関与することを忘れてはいけない。

飼主が留守中に長時間吠え続けたり、家具や物を壊したり、

トイレ以外の場所に排泄したりというだけでは分離不安とは言わず、

これらは単なる問題行動である場合が多い。

分離不安は飼主の姿が見えなくなる前からパニック状態に陥り、

そして飼主が出て行ったドアを引っ掻き、噛み壊そうとする。

不安からその場に失禁する場合もある。

家の中が破壊され汚されるのだから飼主の不安も相当なものです。

分離不安を持った犬に留守番をさせるとき、バリケン、ケージに

閉じ込めてしまうケースが多く、犬は更なる不安を抱き悪循環...

ケージに入るたび悲痛な声をあげて引っ掻き回す犬の姿に耐えられず

こういった分離不安では犬の心理を読み取ることと行動療法が問題解決

の糸口となる。

分離不安を診断するときには決して犬の行動だけで判断するのではなく、

不安によって体に変化が現れているかどうかを見極めなくてはならないということです。

分離不安も他の問題行動と同様に犬の性質だけではなく、犬に対する

飼主の反応が大きく作用することでさらに助長される傾向にあります。

これをすっとばして「留守中に犬が家の中を引っ掻き回すから」とか、

「長時間吠えて困る」といった飼主の訴えだけで精神安定剤を投与と

いうのではあまりにも乱用しすぎです。

園長は既存の犬の訓練士やトレーナーの考え方とは少し異なり、

しつけを目的にしたり訓練の方法や成績にこだわるのではなく、

個々の犬を見て問題改善に取り組み「犬の精神の安定」を最終の目的としています。

ですから薬物投与を否定せず、必要と判断したら使用を勧めます。

犬の自然行動と解剖学的・神経的・薬理学的特長を理解するだけでなく、

犬の心理を読みコミュニケーションが取れることが重要だと思います。

園長は獣医学の勉強中!!

愛犬のための生活環境や条件が整っているか振り返ってみるべきでしょう。

投薬はあくまでも行動療法のサポートであって、

投薬だけで問題が改善するものではない。

分離不安と反抗・問題行動の見分けが付かなければ投薬に頼るのは

間違いということになる。

「犬にとって快適な留守番環境」を説くトレーナーはおらず、皆「慣れの問題」と思っているようです。

問題解決は当事者が気が付かなければ出来ないということです。

「トレーナーに任せればどんな犬でもおりこうでいい犬になる」と

思っていらっしゃるのならば、それは大きな間違い。

トレーナーのしつけはあくまでも犬とトレーナーとの関係であり、

ご家族と愛犬との関係まではそのしつけの範疇にはありません。

トレーナーの前ではいい犬なのに、家族の前では手を焼いてしまう、

という話は犬の幼稚園 Buddy Dogでよく聞きます。

愛犬のしつけはご自身の手でなさることをおすすめします。

その際にプロのアドバイスはとても有効だと思います。

愛犬と一緒にお勉強なさるつもりで取り掛かられると良いと思います。

犬達は犬幼稚園 Buddy Dogで仲良くじゃれあったり、時にはおもちゃを取り合ってみたり・・

遊び疲れて寄り添って眠っていたり・・愛くるしい表情をいっぱい見せてくれます。

その姿は本当に純粋で愛しい程です。

『犬の社会性』を身につけることが、将来に良い子になる秘訣。

「三つ子の魂百までも」は、人間も犬も一緒なんですね。


【犬幼稚園 Buddy Dog】

愛犬は我々の生活の重要なファクターとして、身近な存在となっています。

しかし、社会性不足のため問題行動犬も多数、それを解決するための犬幼稚園!!

“人と愛犬の幸せなライフスタイルを提案”する犬幼稚園 Buddy Dog

bdsfood

入園・ペットホテル見学会の予定

logo2kid.JPG



新着記事